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昔の仲間が世代を超えて集まったOB吹奏楽団イベント

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私の住む地域は吹奏楽が盛んで、小中高とコンクールで優秀な成績を収めている学校が多くありました。そんな地元で、近隣の高校が集まって演奏会を開催するコンサートがあります。そして、今回のコンサートにOBバンドが出演するというイベント企画の許可を取り、皆メールを駆使してみんなに声をかけました。もう20年以上の歴史を持つコンサートで各学校の単独演奏のほか、学年別の合同チームでの演奏があり、このコンサートをきっかけに広がった音楽の話は卒業してからも色褪せることがありません。

同学年の仲間が集まり100名を超えた大きな楽団となり、大迫力の演奏でお客さんに吹奏楽を楽しんでもらいます。歴代OBも聴きにきてくれて会場はいつも大賑わい。そんなコンサートでOBバンドをやろう!という声が立ち上がりました。OBバンドとは、このコンサートの卒業生が再び集まり演奏をする企画です。

今年のコンサートまであと半年。人集めはメールと口コミ。それだけでどの程度集まるのか予想はつきません。でも、みんなでまた音楽がやりたい!という気持ちを胸にメンバー集めを始めました。
すると、どこから噂を聞いたのか、私たちの年と近い先輩や後輩が少しずつ集まってきて、中には仕事の都合で当日休めるかわからないけど練習だけでも参加したいという人も来てくれて、人数は30人を超えました。

人数が揃ったので、学校にお願いをし部活が終わった夜の時間に音楽室を借りて練習に励みました。ここで心強かったのが、プロを目指し音楽大学へ進学した仲間たち。その的確なアドバイスと内容の濃い練習は、久しぶりに楽器を吹く仲間がみるみる感覚を取り戻していく不思議な時間でした。

練習を重ね、仲間が増え、いよいよコンサート当日。みんな懐かしい先生に会える楽しみ、またみんなで一緒に演奏できるという嬉しさでワクワクでした。現役生たちの演奏を終え、ついに私たちの出番です。演奏した曲は2曲、ただ集まって演奏したいだけでなく出せる力を振り絞りこれがOBたちの演奏だ!という気持ちで舞台へ上がりました。

演奏が終わったら大きな拍手。それは、昔私たちが高校生だった頃に浴びた拍手と同じものでした。同じ舞台で、同じ仲間と世代を超えて音楽をする。こうした体験がきっかけで、今も音楽を続けています。